どうも、モノタイムス/mono timesのひでです。
ついにソニーのシネマカメラ「FX3」が発表された。
たくさんのリーク情報が流れていたが、8割くらいは正しかったのではないだろうか。
FX3の価格や発売時期、α7sⅢとの違いについて解説していく。
FX3のこれまでのリーク情報
モノタイムスでは、FX3のリーク情報が出回った初日から数回に分けてブログ記事にまとめてきた。
これまでの記事は下記を参考にしてほしい。
FX3の発売時期と価格
色々噂されていたが、下記で公式アナウンスされた。
2021年3月2日(火) 10時よりソニーストアより予約販売開始予定。
FX3のソニー公式ムービー
FX3で撮影したサンプル素材のムービーは下記。美しい映像美。
FX3の基本スペックはα7sⅢと同じ
FX3の基本的なスペックはα7sⅢとほぼ同等と考えていい。
α7sⅢをより動画機として使いやすくしたイメージ。
センサーや画像処理エンジンもα7sⅢと同じで、有効1210万画素の裏面照射型CMOSイメージセンサーと新画像処理エンジン「BIONZ XR」を搭載している。
動画性能は4:2:2 10bitで内部収録は4K120pまで撮影可能な点も同じ。外部収録で16bit RAW出力が可能。
背面モニターもバリアングルで大きさやドット数も同じ。
FX3とα7sⅢの違い
まずは外観が大きな変更点。
重量とサイズ
新設計のボディによりの若干の違いがある。
FX3 | α7sⅢ | |
---|---|---|
重さ (電池、メモリーカード含む) | 715 g | 約699g |
サイズ | 129.7x 77.8x 84.5 mm | 約128.9 x 96.9 x 80.8mm |
EVFがない
動画撮影は基本的にモニターを見て撮影することも多い。
α7sⅢにはEVFが装備されているがFX3では背面モニターのみ。
ボタン配置
ボタン配置は、より動画撮影に適した配置になっており右手で操作しやすいよう右側に多く寄せられている。
シャッターボタンのところにはパワーズーム対応のレンズを操作できるズームレバーも搭載している。
また、ケージを組まずにアクセサリーを取り付け可能なように取り付け穴が標準で用意されている。
冷却ファン
一番の大きな違いと言っても過言ではないのがFX3に冷却ファンを搭載したところ。
これによって4K60pの長時間撮影を可能にした。
タリーランプ
そして個人的に嬉しいのがタリーランプの搭載。
α7sⅢよりはるかに録画中かどうかがわかりやすくなった。
ちなみにON・OFFが可能。
XLRアダプター同梱
FX3には2つのフルサイズXLR端子を備えたXLRアダプターが同梱される。
これにより、ハンドルの役割も果たしてよりローアングルが撮影しやすくなる。
S-Cinetone
外観ではないが、FX9用に開発されたS-CinetoneがFX3にも搭載された。
これにより、黄色人種の肌の色がよりリアルに近く再現できるという。
ただ、近日α7sⅢもファームウェアアップデートでS-Cinetoneに対応すると予定されている。
FX3の価格や発売時期・α7sⅢとの違いまとめ
本記事は、SONY/ソニーFX3の価格や発売時期・α7sⅢとの違いを解説したレビュー記事です。
FX3はCinema Lineの中で最も小型・軽量。ジンバルやドローンを使った撮影にも対応する取り回しの良さも実現している。
まさにシネマカメラでワンオペレーションを実現した魅力ある一台に仕上がったと思う。
FX3とα7sⅢの価格も約5万円差と思うと、これから本格的に映像を始めたい人にとっておすすめできる機種だ。
参考 プロフェッショナルカムコーダー FX3ソニー公式サイト